
Zon Weef
2025
Light / Refraction / Wind
《Zon Weef》は、エンスヘデの歴史とオランダの光と風を空間的なシステムへと展開するインスタレーションである。ヘアライン仕上げのアルミ面が自然光を受け、壁面に弧を描く細い反射の線を生み出す。 垂直方向のテクスチャーは光の経路を整理し、糸で張られた機構は空気の流れに応じてわずかに揺れることで、反射を水平方向へと変位させる。固定された要素と可動要素の関係によって、反射の配置は時間とともに変化する。
光源は直接視界に入らないように設計されており、ギャラリーで鑑賞者が目にするのは反射光のみである。作用の要因となる装置はアトリエ内に集約されており、鑑賞空間には装置の存在を指し示さない反射のみが現れる。その結果、室内に内と外の関係が立ち上がっている。 壁面に設置されたサイアノタイプの布は、時間の経過とともに光の軌跡を記録する。露光が進むにつれて布には深い青色の痕跡が蓄積されていく。
Year
2025
Location
Enschede, Netherlands
Material
Aluminium flat plates (hairline finish), paper
Size
H 820 × W 4900 × D 4900 mm
Unit: H 800 × W 1100 × D 410 mm
Exhibition
Zon Weef – Expo by ARE: OSOTO Lab.
Venue
Enschede, Netherlands




PHENOMENA
室内に入射する太陽光
室内を流れる風
雲によって変調される光
↓
APPARATUS
ヘアライン仕上げのアルミ面
糸で張られた構造
光を記録するサイアノタイプ
↓
SPATIAL EXPERIENCE
織り込まれる光
漂い続ける光のパターン
蓄積される太陽と風の痕跡
《Zon Weef》は、オランダ語で「太陽を織る」を意味する。オランダの太陽と風への観察から始まり、壁面に一瞬現れた太陽光の反射という、定着しないはずの光の現象を、どのように空間の中で持続させることができるのかという問いを背景に制作されている。 エンスヘデがもつテキスタイル産業の歴史を参照し、スタジオ空間は光を織るための織機として捉え直されている。光は糸となり、風がそれを織り進め、時間が記録となる。本作において光は単に現れるのではなく、通過し、痕跡として残されることで、不可視であった現象が静かに物質化されていく。




Year
2024
Location
Enschede, Netherlands
Type
Residency-based Research Installation
Material
Aluminium flat plates (hairline finish), paper
Dimensions
H 820 × W 4900 × D 4900 mm
Unit
H 800 × W 1100 × D 410 mm
Exhibition
Zon Weef – Expo by ARE
Artist
OSOTO Lab.
(Artist Duo: Takatoku Nishi, Yumeo Nakayama)
Foundation
Gyomu Super Japan Dream Foundation (Arts Sector)
Public Interest Incorporated Foundation Union of Formative Arts and Culture
Organisation
ARE – Artist Residencies Enschede
Cooperation
art initiative B93
Technical Support
Martin Klein Schaarsberg
Support
Eric (B93 Artist)
Shooting
OSOTO Lab.
Video Editing
OSOTO Lab.
