
Takatoku Nishi
アーティスト/空間研究
現象建築の視点から空間に生起する事象を扱う
東京藝術大学大学院
建築研究領域 博士後期課程 在籍
博士(美術)
東京藝術大学大学院 デザイン研究領域
OSOTO Lab. 共同設立
西 毅徳は、光や風、大気の動きといった自然現象に内在する構造を起点に、空間を構築する。現代的な素材と構造を通してそれらの現象を増幅し、自然の力が空間経験として立ち上がる環境を生み出す。
作品は、光学・気象学・構造力学といった領域を横断し、太陽光や風などの環境エネルギーを取り込みながら展開する。
活動の中心にあるのが、「アパラタス・アーキテクチャ(Apparatus Architecture)」と呼ぶ方法論である。建築的構造は環境の力を媒介する装置として機能し、大気、素材、身体知覚のあいだに生じる関係を生み出す。このアプローチを通して、西は「フェノメナ・アーキテクチャ(Phenomena Architecture)」を探究している。それは、自然現象を観察対象としてではなく、空間を構成する要素として扱う建築観である。
東京藝術大学にてデザイン領域で博士号を取得。現在は同大学で建築領域の博士課程で更なる研究を進めながら、光学現象に着想を得た構造システムの研究を展開している。国際的な展覧会やレジデンス、共同研究を通して、環境現象と建築空間の関係を更新している。
環境的現象
(光/風/大気)
↓
観察とフィールドスタディ
(現地観察/環境センシング)
↓
素材・光学実験
(屈折/反射/動き)
↓
アパラタス・アーキテクチャ
(現象を媒介する構造システム)
↓
フェノメナ・アーキテクチャ
(自然現象の空間化)
↓
大気的な空間経験
(知覚/没入/空気感)
Research Keywords
環境現象 光学 アパラタス・アーキテクチャ フェノメナ・アーキテクチャ 大気的空間

Photo: Martin Klein Schaarsberg
西 毅徳は岐阜県に生まれ、幼少期に森や川、神社の風景に触れながら、光や風、音、大気の変化に対する感受性を育んだ。
多摩美術大学で環境デザインを学び、東京藝術大学にて研究を継続。デザイン領域で博士号を取得し、現在は同大学で光学現象に着想を得た構造システムを軸に建築領域の博士研究を進めている。
アート、建築、環境研究を横断しながら、自然現象を空間として立ち上げるインスタレーションや構造物を制作する。作品は日本と欧州を中心に発表され、環境現象を空間経験へと展開している。
Selected Recognition
Awards
2023 LICC ロンドン国際クリエイティブコンペティション — BUILD部門 最優秀賞(建築)
2023 LIT Lighting Design Awards — 建築照明部門 Emerging Lighting Designer of the Year
2023 BLT Built Design Awards — 建築デザイン部門 Architectural Design of the Year
2023 Red Dot Design Award — Winner
2023 A’ Design Award — Silver Award(建築部門)
2022 JID Award — 大賞, 特別審査員賞(ダブル受賞)
2013 JIA・大光電機主催 第7回 建築家のあかりコンペ — 大賞
Residencies
2025 LKV(ノルウェー)— 国際アーティスト・イン・レジデンス
2025 ARE(オランダ)— 国際アーティスト・イン・レジデンス
2025 OLD MINE(フィンランド)— 国際アーティスト・イン・レジデンス
2024 Ateljé Stundars(フィンランド)— 国際アーティスト・イン・レジデンス
2023 HIAP(フィンランド)— TOKAS 二国間交流事業プログラム
2018 Institute of Art Malta(マルタ)— アーティスト・イン・レジデンス
Grants
公益財団法人 ユニオン造形文化財団
公益財団法人 スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団
公益財団法人 日本文化藝術財団
公益財団法人 業務スーパージャパンドリーム財団 海外派遣に係る支援
公益財団法人 野村財団 芸術文化助成

Photo: HIAP Studio,
Suomenlinna, Finland, 2023