
そらのみなと
2021
Tide / Reflection / Horizon
《そらのみなと》は、新潟・直江津の海岸に設置された、海水と自然光によって作動する、庭としてのインスタレーションである。作品は浅い容器群によって構成され、海岸線に沿って広く配置されている。満潮時には容器に海水が入り、干潮時には浅い水面が残る。それらの水面は空や周囲の風景を映し込み、風や雲、光の変化に応じて揺れ動く反射を生み出す。作品の見え方は、鑑賞場所を起点に、潮位、日差し、気象条件によって常に変化する。
本作では、場所そのものが自然現象を受け取るための構造として機能している。本体構造は台風を考慮し、砂中に埋設した単管から海水保持容器を簡単に取り外せるように構成されている。設置にあたっては、地元企業や住民が浜の清掃や組み立て作業に参加し、共同で作り上げた作品として、この海岸の環境と日常に根ざした形で実現された。
Year
2021
Location
Niigata, Japan
Material
Stainless steel, steel pipes, iron, seawater
Size
H 250 × W 160000 × D 45000 mm (W 160 m × D 45 m)
Unit H 60 × W 1200 × D 1200 mm
Exhibition
ART SEASIDE NAOETSU 2021
Venue
Naoetsu Coast, Niigata, Japan




PHENOMENA
潮のリズム
日本海の夕刻の光
離岸堤によって形成される浜の模様
↓
APPARATUS
海水を保持するシステム
単管パイプ構造によるグリッド配置
四方転び形状のステンレス容器
↓
SPATIAL EXPERIENCE
断片化する空の反射
時間のパターンを描く風景
身体と場所のつながり
《そらのみなと》は、潮の満ち引きや夕日の色、風景が絶えず変化し続けるものへ注意を向けることから始まる。物としての構造を見るのではなく、変化し続ける光景そのものに視線を向ける試みである。水面は、空と大地のあいだで変化を映し取り、時間の流れを可視化する媒介となる。完成形を目指すのではなく、変化が継続する状態を保つこと。そのために、場所は制御される対象ではなく、自然の動きを受け入れる枠組みとして扱われる。水と光を通して、本作は自然のリズムと人の存在が重なり合う風景を提示している。




Year
2021
Location
Naoetsu Coast, Niigata, Japan
Type
Commissioned Public Installation
Material
Stainless steel, steel pipes, iron, seawater
Dimensions
H 250 × W 160000 × D 45000 mm (W 160 m × D 45 m)
Unit
H 60 × W 1200 × D 1200 mm
Exhibition
ART SEASIDE NAOETSU 2021
LICC - London International Creative Competition 2023 (GBR)
Shortlisted in Create (art), , Categories CREATE (Art).
Concept, Design, Direction
Takatoku Nishi
Production
Space Production Lab. (Task Force-style Group)
Organisation
Art Seaside Naoetsu Organizing Committee
Curation
Junko Suzuki
Cooperation
Hirofumi Kumabe (MITSUMI Co., Ltd.)
Morikazu Oomura (HAND FACTORY)
Wise Metal Co., Ltd.
Shooting
Takatoku Nishi
Yumeo Nakayama
Taro Suzuki
Video Editing
Takatoku Nishi
Yumeo Nakayama
