
Läsnäolo
2025
Water / Resonance / Reflection
《Läsnäolo》は、旧鉱山トンネルを舞台に、季節の移ろいを受けるインスタレーションである。トンネル内は夏の気配によって雪解け水が絶えず滴下しており、この自然現象そのものに応答する形で構成されている。 トンネルにはリユースされたアルミニウム素材の機構が吊り下げられている。水滴がそれらに触れると、微細な振動が構造を伝わり、連続的な動きが発生する。一つひとつの滴下は小さな出来事であるが、その蓄積によって、絶えず変化する動きの場が形成される。
トンネル空間では、湿度、反射、音響が重なり合い、独特の環境を形成している。本作は水と金属素材の応答によってのみ作動する。 その結果、鉱山に刻まれた産業の時間と、雪解け水が繰り返す自然の循環的な時間という、異なる複数の時間性が同時に立ち現れる。
Year
2025
Location
Outokumpu, Finland
Material
Reused aluminium sheets, wire, weights
Size
H 600–960 × W 4500 × D 3500 mm
Element: H 20 × Ø 900 mm
Exhibition
Old Mine Residency: OSOTO Lab.
Venue
Old Mine, Finland




PHENOMENA
雪解け水
トンネルの空気
音の反響
↓
APPARATUS
水滴を受ける機構
連動する構造システム
音と光の反射
↓
SPATIAL EXPERIENCE
繊細な音の場
ゆるやかに伝播する空間振動
環境への感覚の高まり
《Läsnäolo》という名称は、フィンランド語で「存在」を意味する。旧鉱山トンネルで続く水滴の落下という、ほとんど意識されることのないリズムへの注意から始まる。その滴下は、過去の産業活動とは無関係に、今も静かに続いている。 本作が注目するのは、こうした外でもなく内でもない空間での、異なる時間の重なりである。人の営みが去った後にも残る構造の時間と、地下水が刻み続ける循環の時間。それらは同じ場所に確かに存在しながら、異なる速度と論理で進行している。




Year
2024
Location
Outokumpu, Finland
Type
Residency-based Research Installation
Material
Reused aluminium sheets, wire, weights
Dimensions
H 600–960 × W 4500 × D 3500 mm
Element
H 20 × Ø 900 mm
Exhibition
Old Mine Residency Exhibition
Artist
OSOTO Lab.
(Artist Duo: Takatoku Nishi, Yumeo Nakayama)
Foundation
Scandinavia–Japan Sasakawa Foundation
Public Interest Incorporated Foundation Union of Formative Arts and Culture
Organisation
Vanha Kaivos
The City of Outokumpu
Material Support
Rebl Group Oyj
Support
Esko Bihava
Shooting
OSOTO Lab.
Video Editing
OSOTO Lab.
