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波紋データ付き.jpg

奄美大島・笠利の海岸において、引潮時に現れる石群と波の関係を観察した。水面を進む波は石に干渉することで局所的に分節され、その周囲に波紋状のパターンを連続的に生成する。こうした現象は、一般的な砂浜では見られにくく、地形と波の条件が重なることで成立している。 この干渉構造を幾何学的な配置として再構成するため、現象を発生させるユニットの設計を試みた。海中に規則的に配置することで、自然の波と同期した反復的な運動を空間として立ち上げることを意図している。 設置場所として選定したのは、海岸を俯瞰できる高低差をもつ地点である。視点が固定されることで、波の干渉によって生じるパターンを一つの連続した現象として捉えることができる。また、入江状の地形による穏やかな波と直線的な砂浜は、現象の再構成に適した条件を備えている。 一方で、この試みは自然条件への強い依存を前提とする。本プロジェクトは実現には至っていないが、局所的な環境条件が生み出す現象の構造を抽出し、それを空間として再構成するための基礎的なプロトタイプとして位置づけられる。

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Technical Data

Type: Spatial installation proposal (unrealized project)
Material: Marine-grade modular units, natural wave dynamics
Site: Kasari Coast, Amami Oshima, Japan
Size: Approx. 50 m (planned installation length)

Credit

Organisation: OPO Co., Ltd.

Cooperation: Den-paku

Concept and Design: Takatoku Nishi
Research and Experimentation: Takatoku Nishi

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