雨滴の一生を、光の色彩グラデーションによって描いた照明作品。落下、接触、拡散、消失という過程を物質ではなく光で辿る。青から橙へと移ろう色彩が時間の経過を示 す。 造形の明快さと光の繊細な変化が重なり、物質と出来事の境界を曖昧にする。「余韻の光」という概念のもと、光と記憶の関係を空間として構築した。 移ろいそのものを主題とし、消えゆく瞬間を空間にとどめる試みである。