Midland Christmas | TakaToku NiSHi

名古屋・ミッドランドスクエアで開催されたクリスマスイベントのために制作されたステージインスタレーション。

小さな木々が集まり、ひとつの森となって輝くイメージをもとに構想された。薄く加工されたツリーユニットは、特殊素材「Picasus」を用いて製作され、デジタル制御された風によって柔らかく揺れる。金と黒のテーマカラーが幻想的な光景を生み出し、風と光の相互作用が祝祭の場に詩的な時間をもたらしている。

アーティスト・小松宏誠との協働によって素材開発と空間演出の融合が実現され、西の光の現象的手法が都市の祝祭環境に応用された好例となっている。人工的な装飾を超え、現象を媒介とした詩的な空間体験として、都市の中に新たな感覚の森を出現させた。