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風が光を揺らす。その呼吸のような運動を建築の内部に立ち上げようとした作品である。着想の源は、水面に雨粒が落ちた瞬間の波紋だ。広がり、やがて消える。かたちは残らないが、秩序だけが静かに持続する。その構造を空間へ拡張することを試みた。天井から吊られたアクリルパイプと三角柱プリズムが、特定の配置関係によって自立する。自然光は内部で屈折し、床面に揺らめく模様を結ぶ。光のゆらぎは時間とともに移動し、空気がわずかに動けば応答する。模様は連続しながらも、同じ形には戻らない。設計にあたっては、現地の風向や太陽高度を実測し、素材の透過率と反射特性を検証した。人工的な動力は用いない。外気と光の条件そのものを取り込み、自然の作用のみで空間が動く構成とした。 《Ripple》は、完成形を示す建築というより、自然の力を受け止める条件を整える建築である。風と光が交差するたび、緩やかな時間の流れが可視化される。 

外観1
外観2
作品2
作品1
現象寄り1
夕方の現象
SPECIAL THANKS  : Miki Orihara, Takumi Fujiwara, Katsunori Honma, Yoichi Suzuki
PHOTO SHOOTING  : © Nacása & Partners Inc. Futa MORIISHI
DRONE SHOOTING  : Yukihide Nakano 
SHOOTING
 : Takatoku Nishi
VIDEO EDITING  : Takatoku Nishi
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