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風に揺れる白樺の葉が光をまとって踊る。その一瞬の残像から「Koive」は始まった。フィンランド・HIAP滞在中、低い太陽光が枝葉の影を長く引き伸ばす光景に着目した。葉の動きを再現するのではなく、その揺れが生む“間”を空間として定着させることを考えた。構造には穴の開いた鋼製ストラップを用いる。既存の孔が曲げ方向を導き、張力とたわみの均衡が形状を決定する。設計者が輪郭を与えるのではなく、素材の応答がそのままかたちとなる。低い太陽高度は反射に繊細な揺らぎを与え、時間とともに影は移動する。空間は固定された形態でありながら、呼吸しているように感じられる。「Koive」は、構造を通して自然のリズムを扱う試みである。光と張力が交差する場において、空間は物体から現象へと近づいていく。  

メイン1
メイン2
寄り1
メイン4
寄り2
メイン5
ORGANISATION  : TOKAS - Participating creator Exchange Residency Program 2023
         HIAP – Helsinki International Artist Programme

SHOOTING  : Takatoku Nishi
VIDEO EDITING
 : Takatoku Nishi
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