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2023年に参加したHIAP – Helsinki International Artist Programme – で制作した作品「Koive」を、東京で行われた「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス 2024成果発表展『微粒子の呼吸』」(トーキョーアーツアンドスペース本郷)にて再展示しました。HIAPのスタジオでは既存の柱を利用して構造に張力をかけていましたが、今回はTOKAS本郷の室内の形状と窓の向きに沿わせて構成を調整する形となりました。この作品の空間は、「張りとたわみ」の相互作用によって生み出されるため、場所によって形状の違いや光の変化を観察することができました。HIAPでは垂直方向の張力を用いていましたが、今回の展示では対角状および斜めの張力を用いることで、より立体感が強調されています。会場には風の流れがなかったため、揺らぎを感じることはできませんでしたが、この環境により構造的な張力をより集中して探求することができ、作品とその環境との関係について新たな視点を得ることができました。今後は、屋外展示や作品の規模を拡大するなどの発展を考えています。
TITLE : Koive and Video Archives
EXHIBITION : “TOKAS Creator-in-Residence 2024 Exhibition ‘Breathing Particles’,” Tokyo Arts and Space Hongo
VENUE : Tokyo Arts and Space Hongo
DATE : 17 August. 2024 - 22 September. 2024
MATERIAL : Perforated steel banding (20mm, t=0.7mm, L=30000mm) : 10m×12set
SIZE : H3180mm, W7180mm, D1480mm
ORGANISATION : Tokyo Arts and Space, Museum of Contemporary Art Tokyo,
Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture
SHOOTING : TAKAHASHI Kenji Photo courtesy of Tokyo Arts and Space
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