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西は作品において、与えられた環境内に存在する、またはその周囲にある空間と光の関係に焦点を当てています。人々はしばしば、自分の周りの光を見過ごしがちで、明るい空間や暗い空間、あるいは薄暗い空間にいるときでも、照明を当たり前のものとして受け取ってしまいます。欧州マルタの首都ヴァレッタ内にある廃墟の一室で、マルタの伝統的な建築手法で建てられた空間の石による冷たい空気、薄暗さ、音の反響が印象的でした。その中で、西は窓から差し込む自然光による青い光と、フィラメントランプによる橙の光、この2つの静かな光に着目しました。このインスタレーションを通じて、部屋の中に存在する既存の光を視覚化させ共存させることを目指しています。この空間で体験した色が共存する一時の空のように、光の相互作用を観察させることを目指しています。これにより、光と共に窓から入る風によってユニットが回り、光を踊らせる効果が生まれます。このインスタレーションは、観客が静かで美しい光を感じ、人々に語りかける体験を可能にします。
TITLE : Shape of Light - ROOM B138 -
EXHIBITION : Transnational Tokyo
VENUE : 138 STChristopher street Valletta. Malta
DATE : 12 October - 14 October. 2018
MATERIAL : Aluminum mesh
SIZE : H2400, W2500, D1900 (Unit: H100, φ100)
ORGANISATION : IAM Institute of Art Malta Language Program
SHOOTING : Takatoku Nishi
VIDEO EDITING : Takatoku Nishi
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