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「新しい土産」というテーマのもと、光と記憶の関係を探った作品。
西は、強い光を見た後に残る「残像効果」に着目し、一瞬の像が心に留まり、やがて消えていく現象の中に「記憶の形」を見出した。
この視覚的残像を装置として構築し、旅の体験を他者と共有する新たな方法を提示している。光を媒介とする装置は、見るという行為そのものを空間化し、鑑賞者の中に感覚の余韻を残す。
「記憶のレンズ」は、光がもたらす記憶と感覚の交錯を通して、時間の中に漂う詩的な像を立ち上げる。光の残像を媒介に、記憶と感覚が対話する詩的な空間を生み出している。


TITLE : 記憶レンズ / Memory Lens
EXHIBITION : MITSUKOSHI × GEIDAI ART & CREATION DESIGN AWARD
VENUE : NIHONBASHI MITSUKOSHI
DATE : June 2016
MATERIAL : Glass, Film
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